プジョー家の歴史
プジョー家の歴史
フランスの産業界を代表する企業であるプジョーは、世界で活躍する自動車産業の中を見回しても最も古いブランドの1つです。210年を超える歴史の中で、情熱を胸に技術的な課題に取り組み、ビジネスを発展させてきました。
1810
家族経営の製粉業から製鉄場へ
ジャン=ピエール・プジョー、それにジャン=フレデリック・プジョー兄弟は、それぞれが婦人服製造のための鉄を作り、時計製造のためのノコギリやバネを生産するなど、役割を分担し、多角的な経営を展開しました。
1891
シリーズ製造のタイプ3を発表
世界で初めてのシリーズ製造車(64モデル)、タイプ3 が世界初の自転車レース、パリ・ブレスト・パリに参加。ヴァランティニェとパリ間2,045kmを自転車のあとについて自動車で走行しました。1893年1月には、プジョーのタイプ3 は自動車としてイタリアを初めて走りました。
1896
従来型の製造業と、自動車製造とを分離
「プジョー兄弟の息子たちの会社(Les Fils de Peugeot Frères)」は、従来型の製造業(バイク、工具など)の生産に特化し、経営を続けましたが、アルマン・プジョーは有限責任会社(SA)「オートモビル ・プジョー社(Automobiles Peugeot)」を設立しました。
1897
オダンクール(ドゥー県)に初めての自動車工場設立
小さな工場や工房は閉じ、オダンクールに自動車製造に完全特化した初の工場を設立し、プジョー社はその中で営業を行いました。2番目の工場は1898年にリール(ノール県)で操業を開始します。
1905
ライオン・プジョー・モデルが初お目見え
「プジョー兄弟の息子達の会社(Les Fils de Peugeot Frères) 」は、「ライオン・プジョー」のブランド名で作られる自動車生産にも投資し、競合を避けるために、「オートモビル・プジョー社」とは異なるラインナップの車を製造しました。
1910
製造部門を統合
「プジョー兄弟の息子達の会社(Les Fils de Peugeot Frères) 」と「オートモビル・プジョー社」が合併し、有限責任会社(SA)で ある「オートモビル・サイクル・プジョー社」が創立されました。これで四輪車はすべて、単一の企業で製造されることになりました。
1912
ソショー工場設立
1929年に、この工場では、オートモビル・プジョー社のすべての工場が同じグループにまとめられ、この地はフランス最大の工場用地となりました。
2012年に創立100周年を迎えた同工場は、現在も稼働する世界最古の自動車製造工場になりました。
2012年に創立100周年を迎えた同工場は、現在も稼働する世界最古の自動車製造工場になりました。
1965
PSA誕生
「PSA」(Peugeot Société Anonyme)が創設され、すべてのプジョー・グループ企業を管理する同じ名前の自動車グループの持ち株会社となりました。
その後、1976年に同社はシトロエン社と合併し、PSAプジョー・シトロエンに名称を変更します。
「PSAプジョー・シトロエン」は2016年に「PSAグループ」に名称を変更。3つの強力な車ブランド、プジョー、シトロエン、DS、それに、現在および未来のグループ活動の発展をビジョンに掲げる企業となりました。
その後、1976年に同社はシトロエン社と合併し、PSAプジョー・シトロエンに名称を変更します。
「PSAプジョー・シトロエン」は2016年に「PSAグループ」に名称を変更。3つの強力な車ブランド、プジョー、シトロエン、DS、それに、現在および未来のグループ活動の発展をビジョンに掲げる企業となりました。
1982
「ラベンチュール・プジョー(プジョーの冒険)」を設立
ピエール・プジョーは© 「ラベンチュール・プジョー(L’Aventure Peugeot)」を1901年の法律に基づいて設立。この協会はその活動目的としてプジョー・ブランドが受け継いだ伝統の保護を謳っています。
ソショーにある「ラベンチュール・プジョー」博物館は1988年の開業以来、毎年5~6万人の来館者を迎えています。
2015年に「ラベンチュール・プジョー」は「ラベンチュール・プジョー・シトロエン・DS」に名称を変更。PSAグループブランドのコレクションがすべて、1つのグループのものとして扱われることになりました。
ソショーにある「ラベンチュール・プジョー」博物館は1988年の開業以来、毎年5~6万人の来館者を迎えています。
2015年に「ラベンチュール・プジョー」は「ラベンチュール・プジョー・シトロエン・DS」に名称を変更。PSAグループブランドのコレクションがすべて、1つのグループのものとして扱われることになりました。